【海外ブローカー@ベトナム】

①募集ブローカー

技能実習希望者を送り出し機関に紹介します。

・高校/専門学校等の教師
・元実習生、元留学生
・地域の有力者
・送り出し機関職員(営業部職員、日本語教師等) etc

等が、専業・兼業問わず人材募集を行っています。

収入源は主に2つです。

・採用面接合格後に実習生から
・入国後に送り出し機関から

特に、前者の収入は、送り出し機関が関知していないことが多く、入国後に監理団体が出国にかかった費用を確認した際に、送り出し機関から聞いていた話と違う事態が起こる主たる原因です。

募集ブローカーを使用していない送り出し機関は皆無と言っても過言ではありませんが、前者の送り出し機関外での金銭のやり取りを制限・管理している送り出し機関も存在します。使うことが問題なのではなく、使い方が問題であるという認識を持ちましょう。

最近は、“合格保証”という言い方をし、上記に追加して更に金銭を受け取る場合もあります。
*実際に合格を保証しているわけではなく、その募集ブローカーが勝手に伝えている場合が多く、合格すれば自分のおかげ、不合格なら候補者が悪すぎたと言い逃れをします。

②「(対送り出し機関)お客さん紹介します」「(対監理団体)いい送り出し機関紹介します」ブローカー

読んで字の如く、送り出し機関に監理団体や実習実施者を紹介してマージンをもらう、或いは、監理団体に送り出し機関を紹介して(送り出し機関から)マージンをもらう者です。

収入が発生する仕組みとしては、

・紹介した監理団体と送り出し機関が契約成立したとき
・紹介した監理団体が実習生を採用したとき(或いは、出国したとき)

様々な形態があり、在ベトナムの個人・法人、送り出し機関の駐在員を名乗って日本在住している場合もあります。

この手のブローカーは監理団体に対しては「いい送り出し機関を紹介します」、送り出し機関に対しては「いい監理団体を紹介します」と近寄ってきますが、誰に対しての「いい」なのかを精査してください。99%は自身に対して、金払いが「いい」という意味であり、質が「いい」という意味ではありません。
このブローカーに支払うマージンは、技能実習生の出国費用に転嫁される為、こうしたブローカーを使用している送り出し機関の技能実習生の出国費用は高くなる傾向が強く、入国後のトラブルが発生する確率も通常ルートと比較しても高くなります。


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