a11-1に挙げたことをしつこく教育していくことに加え、「勉強する習慣」を付けさせることが送出機関最大の責任です。

年齢によっては、勉強から離れて久しい技能実習生もいます。18歳で高校を卒業して、5年、10年、机に向かって勉強していない人材も少なくありません。

約半年という短い期間の中で、0から日本語を学び始めた外国人が流暢なコミュニケーションを取れるようになることはまずありえません。

入国前にすべきことは、基礎作りと入国後に日本語能力を伸ばす為の勉強する習慣作りになります。


基礎がなければ、N3、N2、N1に合格することは不可能ですし、勉強する習慣がなければ、N5そこそこで漫然と生活できてしまう日本において、易きに流れてしまうことは火を見るよりも明らかです。

入国前の学習期間中、手間であっても、監理団体や受入企業が定期的に技能実習生と面談をし、上に挙げたことを送出機関からだけではなく、日本側からも本人達に繰り返し伝えていくことが重要になります。1回、「勉強しろ」と言っただけで、技能実習生が勉強してくれれば、今頃日本はN1の外国人で溢れているでしょう。

SAVE大百科