特定技能評価試験の海外開催はまだまだ限られていますが、送出国で試験開催も進んでいます。よって、介護などをはじめ、海外でも特定技能の試験合格者は増え続けています。

結果、日本国内では周りで特に自社が求める適性のある採用候補者が見つけられないとか、日本在留中の外国人に振り回されたりした経験がある場合など、海外試験合格者たちの中から、見合った人材を選抜して、新たに招聘し雇用する手段もあります。

この際、気をつけるべきは「日本来日未経験者」の場合となります。

どれだけ事前ガイダンスや、配属前の生活オリエンテーションなどを施しても、実際に生活や就労をしたことがない人材の場合、勝手がわかりません。

技能実習生の受入を経験されている方々は勝手がわかっていると思われますが、特定技能にて初めて外国人労働者を受け入れする場合は、このルートでの受入には、特に注意と配慮が必要となります。(詳細などは重複するため、技能実習カテゴリー内より様々ご確認ください)

★解決策の一つ
技能実習にて入国後法定講習を一カ月間、受入して基本的な生活習慣や公的ルールを指導してくださる、いわゆる「研修センター」と言われる施設サービスを行っている先がありますので、技能実習同様に、1カ月間程度は、まず日本の生活に慣れる…というケアを施す指導を相談してみる事をお勧めします。
対応くださる先の場合、事前ガイダンスや生活オリエンテーションではカバーしきれない、実体験から身に着けるべき慣習について、いわゆる慣れ、経験を身に付けさせてくれます。実際の買い物の仕方、日本式住居での調理器具の使い方、掃除の仕方、トイレの使い方、ゴミの出し方などなどは、つきっきりでなくては初来日の外国人にはわからない部分です。これらの相違点を深く理解し、つきっきりで指導できる方は、受入先の企業には、ほとんどいませんので。

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