「遠方への旅行は禁止!!」
などと制限をしても、行く時は隠蔽してでも行きますので、気持ちよく行かせてあげましょう。

「どこへ行くの?」
「誰と行くの?」
「何で行くの?」
「いつ帰るの?」
「困った時は連絡してね」

逆に見守ってあげていることを伝えた方が、嫌な雰囲気にならないと思います。その中で、最低限、約束して欲しいことを伝えて、その部分だけは守ってもらうよう指導する。

厳しい制限・指導を行っても、隠蔽・反発をしますので、何かが起こった場合は事後対応を覚悟するしかありません。もし旅行で問題が起こるような外国人材は、旅行が問題ではなく、そもそも別の問題がありますので、原因究明をした上で、再発防止に努めることをお勧めします。


まず「禁止」するのは禁止です。許可制もアウトです。私生活を縛ることは技能実習法にも抵触します。

正月、GW、盆休み、シルバーウィークの前に技能実習生が相談があるでしょう。「配偶者、恋人、友人に会いたい」「同期と遊びに行きたい」というものがほとんどですが、何よりも“相談”されている時点で非常にありがたいことです。禁止ができない以上、心配していることを伝えた上で、以下の内容を確認しておきましょう。

・日程、目的、行先/滞在先、休暇中の連絡先

事件、事故、病気、怪我等で予定通り、旅行先から戻ってこられないという事態も起こりえますので、特に旅行中の連絡手段を確認・確保しておく必要があります。


長期の休みがあると実習生達は遠くへ旅行に行くこともあります。旅行に行く場合、旅行のスケジュールの確認はしておきましょう。行程と宿泊先の確認は最低限行っておきましょう。実習生達はWIFI環境でしか使用できない携帯を所持している場合が多いのでできれば通話機能が付いた携帯を旅行期間だけでも持たせておけばより安心です。


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