※生活オリエン数日でも入国後委託する場合は特定技能も含む
入国後講習で・・・・
入国後講習はとても重要な期間なのですが、実際に技能実習生の面談に来校する方はいても、四六時中、寝食を共にするわけではありません。ではこの期間、技能実習生は何を学ぶべきなのかをご紹介します。
➀ 「日本語」「本邦での生活一般に関する知識」
この内容に関しては、どの入国後講習施設を利用しても大差はありません。各国、各監理団体、各職種の人材が混在しますので、学習の内容は「平均的」なものとなります。入国後講習施設側では技能実習生を選ぶことはできません。かなりの日本語レベルに達している人、挨拶・五十音も身に付いていない人。入国時よりもレベルアップは可能ですが、わずか1ヶ月の期間で日本語がペラペラになるわけではありません。
また実習実施者(受入企業)に関する細かな対応も難しくなります。86職種158作業。細かな指導が必要な場合は、監理団体、もしくは実習実施者(受入企業)が直接来校して指導するしかありません。
② 学ぶべき鍵は「集合」状態にあります
入国後講習施設に委託する上での利点としては、「集合」状態における環境の中から学ぶべき点が多いことです。初対面となる技能実習生同士が「日本」という環境中で、「日本語」でしかコミュニケーションが図れない状況に置かれる。個人的な意見・主張を通すことは難しく、「協調性」「我慢」「遠慮」などを習得することは、配属後の実習生活にとっても重要な要素です。
➂ 最も重要なことは「ルール」を守ること
入国後講習施設においては、集合生活を円滑に行うために、調理、清掃、外出など様々なルールが設けられています。語学力に関しては「自信」を失わないよう「褒めて」指導をしますが、「ルール」に関する指導は、配属後を見据えて、悪質な違反者には失政をすることも、日本の社会に適応するには大切な教育なのです。
入国後施設があまり不衛生な状況はよくありませんが、環境面の流れとしては、入国前の送り出し機関における教育は、過酷な環境下の軍隊形式のような教育で、入国後の講習は、日本人なりの厳しい教育と環境で、配属後は快適で優しい日本人の方々に囲まれるのが理想、入国後講習施設が面白かった、最も楽しかった思い出にはならないよう、配属後に充実した生活が送れることを願っております。
ルールを守らない(ルールが理解できない、守る気がない)
入国後の技能実習生の中には、手に負えない悪質な人材、いわゆる「モンスター人材」も来日します。入国後講習施設関係者は、来る日も来る日も、新規入国の技能実習生教育を行いますので、経...
続きを読む勉強をしない。日本語がわからない。
入国後講習における学習において、教師が最も困る点は、勉強ができないのではなく、勉強をする習慣が身に付いていないことです。集中力に欠け、SNS機器の状況が気になって仕方が無い。十...
続きを読む研修手当を使い切る
入国後講習施設では、食材の購入から調理まで、完全に自主性に任せる施設もあれば、「食材費」として、監理団体(支払元は実習実施者)より支給された「講習手当」の中から、一定の費用を徴...
続きを読む失踪してしまった
入国後講習期間中に失踪する人もいます。この期間に失踪した際、入国後講習施設を叱責する監理団体もいますが、入国後講習施設は刑務所のような収容所ではありませんので、失踪しようと思え...
続きを読む仲間はずれ、イジメ、喧嘩
監理団体・実習実施者(受入企業)の方から、入国後講習施設では多くの人が集合している状態で、争いごとは無いのですか?という質問をいただきます。この答えは、ほぼありません。...
続きを読むその他(研修センターで)
入国後講習施設を技能実習生専用の施設と勘違いをしている人もいますが、登記上の問題が無い施設であれば、技能実習事業だけではない対応をする施設、入国目的以外に利用する監理団体も存在...
続きを読むSAVE大百科
- はじめに
- 関係者の 人材育成のために
- a 技能実習
- a1引き合い~配属
- a2 技能実習開始~訪問~技能検定
- a3 技能実習2号移行
- a4 技能実習3号移行
- a5 帰国
- a6 特定技能への移行
- a7 失踪
- a8 途中帰国
- a9 外国人技能機構の実地検査への対応
- a10 優良認定
- a11 技能実習生の日本語教育
- a12 一年職種ケースについて(非移行対象職種)
- 心構え
- 技能実習
- 特定技能
- b 特定技能
- b1 基本的なビジネスの枠組みの理解
- b2 受注前の説明と確認
- b3 基本支援10項目について
- b4 入管等への届出
- b5 その他 (特定技能)
- 外国人雇用の枠組み
- c トラブル
- c1 制度上リスクの高いトラブル
- c2 言い訳としてよくあるパターン
- c3 色々なトラブル
- c3-1 研修センターで
- c3-2 帰国したい! 会社を変わりたい!
- c3-3 賃金、処遇
- c3-4 金銭トラブル
- c3-5 寮社宅、通勤、生活
- c3-6 恋愛、妊娠、売春、不倫、パパ活
- c3-7 企業での実習・就労中に
- c3-7-1 指示命令を理解しない、理解しても従わない
- c3-7-2 仕事の習得が遅い
- c3-7-3 ミスが多い
- c3-7-4 態度が悪い、休憩が長い
- c3-7-5 遅刻が多い、欠勤が多い(無断、事前両方)
- c3-7-6 日本人が怒るので怖がる、日本人に聞いても無視される
- c3-7-7 外国人同士で集まってしまう、すぐに外国語で話を始める
- c3-7-8 ストライキを始めた
- c3-7-9 実習指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-10 生活指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-11 支援責任者、支援担当者の支援が不十分もしくは何もしない
- c3-7-12 日本人が外国人をイジメていた
- c3-7-13 日本人がパワハラしていた
- c3-7-14 日本人がセクハラをしていた
- c3-7-15 実習生が日本人社員に言い寄って、社員が困っている
- c3-8 健康
- c3-9 死亡
- c3-10 犯罪
- c3-11 企業の法令違反、違法行為を見つけた場合
- c4 最近のモンスター問題
- c5 実習実施者、受入機関とのトラブル
- c6 送出機関とのトラブル
- c7 その他の在留資格のトラブル
- トラブル
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- 人材育成
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- f 送出国と送出機関
- 送出し国と送出し機関
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- h9 JITCO(公益財団法人 国際人材協力機構)
- h10 管理ソフト
- h11 国によって違う手続きルール
- h12 現地国の関係法令/ポイント/支払う費用の相場/本人負担の手数料等/送出機関選定)
- h13 年金脱退一時金
- h14 債務超過(監理団体/実習実施者)
- h15 サービス会社(書類作成・保険共済・住宅関係・海外送金・日本語教育・給与前払い…)
- h16 講習施設の選び方
- h17 地方の面白い対応、都市部の面白い対応
- その他の情報
- 終わりに