勤務態度の悪さも海外面接で見抜くことができます。
また当初は問題なかった態度が急転してきた場合、原因究明を行う必要があります。就業規則に抵触する違反、損害を与える行為であれば解雇も可能です。

休憩の付与に関して、外国人材の場合は、日本人よりも曖昧ではなく、仕事は仕事、休憩は休憩と割り切る部分がありますので、安定した時間に、1分1秒まで自身が穏やかに過ごせる環境の休憩を与えましょう。

それでも意図的に休憩時間を長く取得して、現場復帰をしない場合、就業規則に基づき給与を控除する処置も検討しましょう。

同様の日本人が存在する場合、外国人材が例に挙げる場合もおありますので、職場日本人の模範的な休憩取得は大前提です。


【態度が悪い】

なにがどうなぜ悪いのか?を確認しましょう。

例えば、挨拶しないという場合、技能実習生が挨拶したときに日本人の社員は挨拶を返していましたか?誰も挨拶を返さないから挨拶しなくてもいいという理解をしてしまってもおかしくありませんし、技能実習生の態度よりも日本人の態度のほうが悪いという話になります。
目上が返そうが返すまいが目下は挨拶をしなければならないという考え方もあるかもしれませんが、昭和臭の漂う古臭い考え方は捨て、目下の人が気持ちよく挨拶ができる雰囲気を作りましょう。
話を聞く態度(腕を組む、下を向いている等)が悪いにしても同じです。日本人社員の中に同じことをしている人はいませんか?
技能実習生は真似をします。日本人が手本となる行動を見せる必要があります。

【休憩が長い】

例えば、13時まで休憩だった場合、日本人は5分10分前には作業を開始できる準備を始めるでしょう。
但し、送り出し国によっては、時間になってから動き始めても誰も咎めないことが多く、始業時間にしても、8時始業で、8時に事務所に来て、朝ごはんを食べ始めるのが普通に罷り通っている国もあります。

「〇時~●時休憩ですが、●時から仕事を始める為に、◇時には集まってください」等、具体的な指示をするようにしましょう。
「●時まで休憩」と言えば、●時まで休憩します。


これは個人の資質によるところが大きい問題です。
態度が悪い場合、懲罰で対応することはよくないと感じます。
しっかり話を聞いて、なぜ態度が悪いのか?を根気強く話し合うことが有効です。怒るだけでは解決しないことが多く、経験上共感することが大事です。まずは相手の話をじっくり聞いて理解し解決策を探すことです。
休憩に関しては、そもそも外国と日本では働き方が違います。南国では朝早くと夕方に働いて昼は休憩が普通です。休憩中昼寝をすることもあるでしょう。すべてを否定するのではなく、これだったらいいという妥協点を提示してみましょう。
これを注意すると、日本人でもやってるじゃないか!との話になることが良くあります。日本人従業員がきちんとできているか?も確認しておきましょう。


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