相談を受ける監理団体担当者の役目は、相談者の悩みや問題に対して、適切なアドバイスや支援を提供することです。多くの職員が勘違いしますからご注意ください。 説教したり、命令したりするのは相談員の役割ではありません。
相談を受ける監理団体担当者の注意するポイント
まず、実習生の話を丁寧に聞き、信頼関係を築くことが重要です。実習生は、監理団体に対して不安や不満を抱いている可能性が高く、自分の立場や権利を守ってもらえるかどうか不安に感じているかもしれないのです。そのため、担当者は、実習生の気持ちに寄り添い、共感や理解を示す態度をとるべきなのです。また、実習生の話を遮ったり、否定したり、批判したりしないことが大切なのです。同意しなくて良いのです、肯定しなくて良いのです。実習生の話を尊重し、質問や確認を通じて、事実関係や問題点を明らかにするだけでよいのです。
次に、実習生に適切な情報やアドバイスを提供することが必要です。実習生は、監理団体に対する不信感や不満から、自分の権利や義務について正しく理解していない場合があります。そのため、担当者は、実習生に対して、監理団体の役割や規則、相談者の権利や義務などに関する正確かつ中立的な情報を伝えるべきなのです。また、実習生が抱える問題や困難に対して、解決策や支援策などの具体的なアドバイスを与えることも重要です。ただし、担当者は、実習生に強制的に意見を押し付けたり、決断を迫ったりしないことにきをつけてください。実習生の自主性や意思決定能力を尊重し、最終的な判断は実習生自身に任せることが望ましいのです。
最後に、実習生のプライバシーを保護することが不可欠です。実習生は、監理団体に対して個人的な情報や機密情報を開示して相談してきます。そのため、担当者は、実習生から得た情報を第三者に漏らしたり、悪用したりしないことが義務付けられています。また、担当者は、実習生の同意なしに他の機関や組織に情報を提供したり、連絡したりしないことが求められています。実習生のプライバシーを尊重し、秘密保持の原則を厳守することが必要なのです。
相談員は監理団体と実習生を繋ぐ、非常に重要なポイントです。
相談員の教育と育成指導は、監理団体の大きなポイント、最大の要となります。 「監理団体運営の良し悪しや監理団体のレベルは相談員で決まる。」と言っても過言ではありません。
適当に通訳にスマホを渡して「あなたが相談を受け付けて、私に連絡してきなさい!!!!」 なんて馬鹿なことはやらないように注意しましょう。 しつかりと適性を判断し、教育指導してから、「相談員」に任命してあげてください。
実習生から見ると、「相談員」=「監理団体」なのです。 「理事長」なんてのは、彼らから見たら全く意味を持たないのです。
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