監理団体・実習実施者(受入企業)の方から、入国後講習施設では多くの人が集合している状態で、争いごとは無いのですか?という質問をいただきます。

この答えは、ほぼありません。

もし多少の不快な思いをしても、学習の一環として「我慢」をしていくと思います。

なぜならば、1円も収入を得ていない配属前、入国後講習施設で問題を起こし、帰国を命じられるような処分が出ることを技能実習生も事の重大性を理解しております。

よって初対面に近い人材との問題は自然と避ける傾向にありますので心配はありません。

時々見かけるのは、集合状態の作業・行動が発生する環境で、同じ実習実施者(受入企業)の技能実習生達が言い合う姿は目撃します。暴力に発展することの無いお互いの主張をぶつけ合う光景は、学習材料の1つとして、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をさせ、解決方法を指導します。

入国後講習施設では配属を想定しての実践の場。日本語学校ではなく、入社前研修施設です。よって何事も無く優良人材の姿を演じるよりも、多少は本性を剝きだした部分の改善ができた方が良いことがあります。

実習(就労)開始後に犯してはいけない行動も、入国後講習施設では反省し、叱責を受けておいた方が良いことも多々あります。

監理団体・実習実施者(受入企業)はこのような問題報告を受けた際は、宿舎入寮の組み合わせ、教育方針の参考にしていただけたらと思います。

敬遠の中になることよりも、最近はSNSで連絡先を交換し、配属後も国境を越えて連絡を取り合う機会が増加しております。

また入国後講習施設で出会った異性と恋愛関係に陥ることもありますが、恋愛問題は「妊娠」問題などは避けられても、感情的な問題は避けることが不可能です。

SAVE大百科