➀ 近場から探す

監理団体と実習実施者、いずれか一方の距離感を重視する状況であれば、「監理団体」から近い場所の施設をお勧めします。入国後講習施設の責任は監理団体にあり、問題が発生した際、すぐに急行できる施設が良いと思います。

② 価格

「安い所はそれなりに」
実習実施者の要求が高ければ高いほど、監理団体が手抜き・丸投げをしたいサービスを要求するほど、費用が高い講習施設の利用になります。入国後講習施設に対する費用は「受入準備金」として徴収すると思いますが、その金額内に収まる施設を探すしかないのは言うまでもありません。

➂ 講習内容・サービス

わずか1ヶ月程度で全て委託した人材が、想像に描くような人材へと成長するわけではありません。本人次第の部分もありますし、委託せずとも入国後早々に実習を開始しても問題ないほどに送り出し機関で教育が行われている人材もおります。よって入国時よりも配属時において、1歩、2歩でも成長を見込めるような取り組みの入国後講習施設であれば及第点だと思います。

入国後講習施設にも、賃料・人件費・光熱費と経営維持に必要な最小限の維持費が必要であり、就寝可能人数の60%~70%では損益分岐点を超過するよう計算されており、季節によって入国者が多い時期・少ない時期もございますので、委託している以上、諦める部分も必要です。

ただし入国後講習施設は、途中帰国時の利用、特定技能来日時の一時的な仮宿的な緊急利用にも対応する施設もございます。複数の監理団体とお付き合いをしておりますので、あまり横柄な態度に出ると、いざという時に協力姿勢を得られない場合もありますので、双方謙虚な姿勢でお付き合いをすることが社会の基本です。

視察するなら

  • 5Sの徹底が出来ているか。 整理されてるか、整頓されてるか、清掃されているか、清潔にされているか、躾されているか
  • 定員と部屋数、一人当たりの広さ、トイレの数、シャワーの数、食卓の数、自炊ならコンロの数の確認
  • 施設内のいろいろな表示の確認
  • 研修カリキュラム、1日の時間割の確認
  • 研修終了時の監理団体への報告書様式の確認

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