出演者としては、いわゆる主人公的な存在ですね。

受入先も、職業紹介事業者も、登録支援機関側も、送出機関も、申請の手助けをされる行政書士の方も、全ては彼ら彼女たちがどれだけ労働力を発揮してくれるかが、特定技能業界の根幹と言えます。

なんでも彼らの要望を聞いて答えることが大事ということではありませんが、受入先は自社が求める労働者像へと、また業者側は受入先が求める労働者像とマッチングする人材を、そして、その望んだ労働者が、安定して、安心して、集中して、いかんなく労働力を発揮することにこそ、全ての関係当事者の苦労が報われていきます。

2023年現在、技能実習上がりの特定技能者が多くいますが、今後はもっと多種多様なルートでの特定技能受入が増えていくと思われます。
つまり、技能実習で苦楽を共にしてきたルートばかりではないケースが増えていくということです。
(本ページ以下、更にルート毎に詳しく掘り下げてみていきます)

また、特定技能では「非営利」というくくりではなく、純然たる労働者であり、受入先も業者側も、ビジネスとして取り組むことが可能な位置づけです。

ただし、「儲け最優先」となると、「一人月々いくら…」の計算しかなくなり、結果的に「人ではなく労働力」としてしか見なくなっていきます。昔から歴史の淘汰圧を乗り越えて語り継がれている「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」という言葉は、50年以上も前の言葉です。

これを前向きにとらえると、「人として丁寧に遇することさえ忘れなければ、より貴重かつ戦力として十分な労働力を発揮してくれる」とも言えそうです。忙殺される日々と戦いながらも、「人」として丁寧に接していくことを失念してしまった時点で、人身売買、奴隷商人に転落していきます。

志や信念を忘れることなく、日々の業務に取り組んでいく姿勢が大事なことであり、そこで初めて自身の苦労が報われていくことを忘れないようにしましょう。(決して人権うんぬんのきれいごとのようなお話だけではないということです)

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