来日後の入国後講習期間では実習は禁止されていますし、講習施設側では個々の受入企業の作業指導はできません。必要であれば追加して自前で独自の入国後講習を開催するか、来校して別途指導するしかありません。
よって配属後、早々に作業参加を求めるのではなく、怪我・事故が発生しないよう、最低限度の安全衛生教育は実施するよう監理団体側は指摘・指導が必要です。
宿舎使用ルール、近隣紹介、通勤練習、口座開設、作業着支給、職場人員紹介、現場紹介、専門用語教育なども含めれば、約1週間程度は作業に参加させることなく、基礎教育を行う受入企業も多数存在します。
受入企業で教育体制の一貫性・一元化が実現できている場合、求める語学力・事前習得作業などが明確となり、限られた教育時間の配分が可能となります。他社が混在することもありませんので、専門性を追求することも可能です。特に将来的に日本の国家試験取得などを目指す場合、前提段階の資格を取得してからの就労年数も関係しますので、有期雇用の制度の中でキャリア形成を実現していくには、開催される1回1回の国家資格の受験に失敗することが無いような取り組み、計画性が必要です。
SAVE大百科
- はじめに
- 関係者の 人材育成のために
- a 技能実習
- a1引き合い~配属
- a2 技能実習開始~訪問~技能検定
- a3 技能実習2号移行
- a4 技能実習3号移行
- a5 帰国
- a6 特定技能への移行
- a7 失踪
- a8 途中帰国
- a9 外国人技能機構の実地検査への対応
- a10 優良認定
- a11 技能実習生の日本語教育
- a12 一年職種ケースについて(非移行対象職種)
- 心構え
- 技能実習
- 特定技能
- b 特定技能
- b1 基本的なビジネスの枠組みの理解
- b2 受注前の説明と確認
- b3 基本支援10項目について
- b4 入管等への届出
- b5 その他 (特定技能)
- 外国人雇用の枠組み
- c トラブル
- c1 制度上リスクの高いトラブル
- c2 言い訳としてよくあるパターン
- c3 色々なトラブル
- c3-1 研修センターで
- c3-2 帰国したい! 会社を変わりたい!
- c3-3 賃金、処遇
- c3-4 金銭トラブル
- c3-5 寮社宅、通勤、生活
- c3-6 恋愛、妊娠、売春、不倫、パパ活
- c3-7 企業での実習・就労中に
- c3-7-1 指示命令を理解しない、理解しても従わない
- c3-7-2 仕事の習得が遅い
- c3-7-3 ミスが多い
- c3-7-4 態度が悪い、休憩が長い
- c3-7-5 遅刻が多い、欠勤が多い(無断、事前両方)
- c3-7-6 日本人が怒るので怖がる、日本人に聞いても無視される
- c3-7-7 外国人同士で集まってしまう、すぐに外国語で話を始める
- c3-7-8 ストライキを始めた
- c3-7-9 実習指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-10 生活指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-11 支援責任者、支援担当者の支援が不十分もしくは何もしない
- c3-7-12 日本人が外国人をイジメていた
- c3-7-13 日本人がパワハラしていた
- c3-7-14 日本人がセクハラをしていた
- c3-7-15 実習生が日本人社員に言い寄って、社員が困っている
- c3-8 健康
- c3-9 死亡
- c3-10 犯罪
- c3-11 企業の法令違反、違法行為を見つけた場合
- c4 最近のモンスター問題
- c5 実習実施者、受入機関とのトラブル
- c6 送出機関とのトラブル
- c7 その他の在留資格のトラブル
- トラブル
- 外国人雇用をお考えの皆様へ簡単なご説明
- d 人材育成
- 人材育成
- e 事業設立(事業を始めたい)
- 事業を始めたい
- f 送出国と送出機関
- 送出し国と送出し機関
- g リンク&マニュアル・チェックシート各種
- 役立つリンク
- h その他のおまけ
- h1 ビジネスと人権
- h2 国際結婚
- h3 子どもができた時
- h4 安い航空チケット
- h5 海外旅行時知っトク情報
- h6 笑い話のようなアルアル話
- h7 ブローカー(海外・国内)
- h8 悪徳団体やブローカーってどんな事やっているの?
- h9 JITCO(公益財団法人 国際人材協力機構)
- h10 管理ソフト
- h11 国によって違う手続きルール
- h12 現地国の関係法令/ポイント/支払う費用の相場/本人負担の手数料等/送出機関選定)
- h13 年金脱退一時金
- h14 債務超過(監理団体/実習実施者)
- h15 サービス会社(書類作成・保険共済・住宅関係・海外送金・日本語教育・給与前払い…)
- h16 講習施設の選び方
- h17 地方の面白い対応、都市部の面白い対応
- その他の情報
- 終わりに