公営ギャンブルの無い送り出し国において、トランプを使用した賭け事は日常茶飯事で行われております。

掛け金がエスカレートして返済に困るようなトラブルに巻き込まれる外国人材も少なくありません。

多くの場合、他人には打ち明けられない、特に監理団体や受入企業には話しづらい内容ですので、期間更新時に回収しようとした在留カードやパスポートの提出が無く、その時点で借金の肩代わりに没収されている状態を知り、ギャンブルが原因の借金がある事実が明るみに出ます。

・多額の借金を背負っている事実を母国の家族に話し、返済協力が可能か?
・そもそも家族に話すことで精神状態が更に悪化しないか?
・地道に返済することで合意しても、より返済金額を多くする就労場所を求めて失踪する
・受入企業が立て替えて支払っても、受入企業に借金をした状態で失踪する

いずれにしても人間的に堕落しておりますので、改善が難しい問題です。

借金を踏み倒して途中帰国する選択肢を打診しても、母国家族の身に危険が及ぶような恐喝を受けているため安易に決断もできない。

受入企業が支給した給与の中から、監理団体が返済状況を確認していく方法で対応しても、在留期間内に返済できない金額の場合もありますし、あまり財産を管理するような行為に走ると、監理団体の立場も危うくなります。

日本では禁止されている「賭博」行為を警察に相談しても、外国人同士は裏で恐喝しますので救済が不可能な状態もあります。

ケースバイケースでの対応となりますが、このような資質のありそうな人材は採用しない、入国させない。ここに尽きます。

SAVE大百科