どのような採用試験を実施するか、実習実施者と話し合って決めてください。

  • 筆記試験
  • 実技試験
  • 面談面接

筆記試験と実技試験は面接当日の時間短縮のため、送り出し機関に事前評価試験を実施してもらって参考にすることも有ります。 
※一部その結果を100%信じられない場合も有りますので注意してください。 (一部の候補者への試験問題漏洩の疑い・・等)

採用試験は、基本的に次のような項目の総合評価が望ましいと思います。

面接の所でも説明しますが、試験は採用するためにするものではありません。点数が高い人が合格というのではありません。
最大の目的は、リスクを最小にする事。つまり「足切り」を行うために試験を実施します。

  • 能力検査
    • 仕事の説明を素早く理解できるか、手際よく作業が出来るか
      • クレペリン検査、ピンボード試験、豆つまみ等
    • 実際に作業を実施させて器用さ等の能力を判断します。
    • 実習作業と同じ作業を実施させて、経験度、習熟度を試験する。
  • 人格検査
    • 気分にムラが無いか、嘘つきでないか、協調性があるか等を判定
      • SPI、エゴグラム、エニアグラム、不適正検査スカウター等
  • 一般常識検査
    • 中学レベルの数学が良いですが、国によって基礎教育レベルは異なりますし、応募者にもばらつきがあります。簡単な問題と中学校レベルの問題を織り交ぜるのが良いですね。
    • 入国後の日本語能力の向上と基礎学力とはある程度比例するようですから、基礎学力試験も良いですね。
      中には、JLPTには合格しないが、日本語会話は上達する若者も居ます。積極的な性格も大きく影響する部分が有りそうですね。
  • 面談面接
    • 中には試験は送り出しに任せて、面接のみで判断される実習実施者もいますが、出来るだけ同行してもらいましょう。雇用契約の当事者となります。 その選定の責任を監理団体や募集担当の送出し機関に・・・・というのは筋違いとなります。きっちりと評価して内定を出してもらってください。 海外面接必須を条件とする監理団体も有ります。

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