退去時に、破損・汚れ・盗難・などの問題が発生します。
この問題を対応するためには帰国時ではなく、帰国1ヶ月前あたりから入念な宿舎確認をして、経年劣化なのか、本人責任なのかを受け入れ時の状況証拠写真と照らし合わせ、誓約書内容通りに対応をする必要があります。

どこかの対応経緯を誤り、追及が曖昧になる場合は、受入企業側が泣き寝入りするしかありません。

この問題は遺留品、後輩技能実習生との金銭の貸し借りの確認、宿舎内備品ではなく、就労上での貸出備品(作業着等)の確認も必要になります。

最後の最後の日になって、髪の毛を染めて室内が汚れたり、宿舎や自転車の鍵が返却されなかったりとトラブルがありますので、思い当たる最終的な確認事項は、思いつきではなく、リストアップして1つずつ確認されることをお勧めします。

最終月の家賃に関しては日割り計算をしますが、光熱費の支払いについては細かな計算が難しい問題もあります。数千円の問題の場合、最終月に関しての本人徴収を行わない対応をする方も多く、終わりよければ全てよし。最後の最後までガタガタと問題を引きずらずに見送る方が良いと思います。


退去時の問題は片付けと退去時費用の請求が問題になります。

片付けに関しては退去日前に会社もしくは監理団体が必ず確認するようにしましょう。

ごみ捨て場も確認しておいた方がいいです。(大量のごみを捨てていたこともあります)

退去時の費用については多額の費用が発生した場合、誰が負担するのかで必ずもめます。

そのためにも定期的に部屋の確認と指導が大切です。


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