夜間にスマートフォンでゲームをする、母国の家族と連絡をする。
Wi-Fiの速度が落ちる、家族との会話の声が大きい。技能実習生が同棲をすればこのような問題が発生します。見聞きした状況から監理団体・受入企業がルールを決めて、押し付けることで解決に至ったと満足してしまう方もいると思いますが、実際に3年間も昼夜問わず一緒にいる環境で亀裂の入った技能実習生同士の関係修復は一筋縄ではいかないものとなります。

ここは相性の問題、話し合い、解決できるかの問題が重要となりますので、宿舎の部屋割りを本人達に決めさせることが相性判断の一番良い方法となります。

技能実習生は同じ国民。その関係性の悪化を他国の人材に解決を委ねることは「告げ口」として更に関係悪化する場合もありますので、一方からの主張、意見を真に受けず、双方平等に聞き取り調査を行った上で、どちらかの意見を採用することも無く、どちらが告げ口をしたかなど更なる関係悪化を防ぎながら、問題解決に導く手腕は、監理団体の力量にかかっております。

監理団体で従事する以前に、組織の中で管理職未経験の方、技能実習生の母国感をりかいしていないような人にとって最良な解決方法に導くことは難しい問題ですので、対応に自信の無い方は、現場経験が豊富な方とコンサルタント、顧問契約を締結し、助言を仰ぐことをお勧めします。


日本と実習生の母国とは時差があり、家族との話に夢中になりつい夜中までスマホを使ってしまうこともあると思います。
特にスピーカーにして話している場合は、同室者はもとより隣室の住人からも苦情がくる場合もありますのである程度の時間帯に絞って使用するよう指導するか、イヤホン等の機器を使用しできるだけ周りに迷惑が掛からない配慮をするよう指導しましょう。

当然仕事に影響が出ることは論外です。


SAVE大百科