面接の際は、その送出機関についてもよく見ておきましょう。勉強している合格者たちの質や、先生達と話をしてレベルを図っておきましょう。
(教室へ出向き、直接何か質問をさせてもらうなど、実体験をして肌身で感じましょう)
立派な建物やきれいなオフィスに目を奪われがちですが、もっと深い部分を見て判断しましょう。

・館内の掲示物、教室での受講者たちの様子
どのようなポイントに注意して指導してくださっているのか…自身が選んだ合格者がそこで実際に指導を受けることになります。入国後に起きうる様々な事態を想定練習しながら、臨場感をもって観察し、色々と質問していきましょう。

・送出機関によっては、面接場所と入国前講習を実施している場所と違う場合もありますので、面倒がらずに足を運んでみる事も大切です。

教師の方の日本語能力や人格なども確認しましょう。(入れ替わりが激しければ注意が必要です)(送出機関の経営者との面会、面談もまた色々な気づきがあります)

 

・技能実習生の様子

ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、案内された教室ではない教室の技能実習生の様子も参考にしましょう。送出機関によっては「サクラ」人材(当日の視察対策に集められた有能な人材)の場合もあります。他の教室を視察することにより、現実的なレベルを知ることが可能です。(予定していた日とは別日に、アポイントなしで突然訪問し、様子を確認される方もいらっしゃいます)

・教室の数

在籍する日本語及び生活指導の教職員の数を聞き、教室数と対比することにより、出勤状況(教師の過不足)や日頃の授業参加人数なども視察時とは違う数字が想像できる場合もあります。

・在籍する「日本人教師」の存在

在籍の有無で良し悪しを判断してはいけません。
在籍する日本人が当日出社されているのであれば、日本語での会話となりますので、その教師の方が、どのような在留資格で、どのような目的で海外渡航し、教師として専念しているか確認しましょう。名義貸し、在籍していても本格的な日本語教師ではない(ボランティア・駐在員の配偶者)場合も多々あります。


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