多くの東南アジア出身者の苦手なこととして、「自習」が挙げられます。

仕事でもそうですが、指示された作業をするのは得意であっても、自分で考えて作業することが極端に苦手な場合が多くあります。これは日本語学習でも同じことが言え、「勉強しろ」では、異国の地で日本語を教えてくれる先生もいない中、そもそも勉強の仕方がわからないという技能実習生も少なくありません。

受入企業が日記でも漢字でも30分~1時間程度の何かしら課題を出し、日々添削をしていくことが勉強を継続させるという意味では最も有効な手段となります。

入国前後で関係者がやることの方向性を統一することが非常に重要です。

目標の設定、その目標達成のスケジュール(例:JLPT受験日程等)、達成後のご褒美、近い・遠い将来への有用性を事あるごとに説き、技能実習生に落とし込んでいくことが日本語能力を伸ばす最大の近道になりえます。

受入企業では、監理団体と相談しながら、何かしらの指導やその管理をひと手間続けていきましょう。
(特に一定以上の日本語能力が必要な先では、必須の対応となります。間違っても監理団体などに丸投げとならないよう、自覚、自意識が大切です)

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