面接実施のための出張スケジュールを作成します

  • 送り出し機関に募集状況を確認しましょう。 候補者一覧表を要求してください。
  • 面接実施に問題が無ければ、出張スケジュールを作成します。
  • 空港から出発して帰国するまでを出来る限り詳しく作成していきます。
    • 同行者の為に、空港までの旅程、空港からの旅程も計画しておくと良いでしょう。

余裕をもって現地に入りましょう

現地到着時刻にもよりますが、送り出し訪問、教育施設視察も可能な場合も有ります。送り出しと良く話し合ってください。

面接日と予備日

  • 募集人数にもよりますが、丸1日は面接として予定をしておくのが良いでしょう。
  • 絶対に必要ではありませんが次のような事をされる方は多いです。
    • 日本語学校の視察
    • 合格者の家庭訪問
    • 先輩技能実習生の家族との懇親
  • 合格者の健康診断を即日実施して翌日には結果が判明する事もあります。その後の対応も有りますから余裕を持っておきましょう。

観光を希望される実習実施者の方もいらっしゃいます。

  • 短時間の市内観光等は送り出しと相談して対応しても良いと思います。
  • 有名な観光地へ1日2日かけて行く場合は、自費で対応していただきましょう。
    その段取りは送り出し機関や旅行業者等に依頼しても良いかと思います。
  • くれぐれも送出し機関に観光費用を負担させないようにしてください。接待旅行はやめましょう。
    そもそも、接待旅行を引き受ける送出し機関は、ろくでもない送出し機関ですからご注意ください。

要注意

※監理団体として旅行業法の登録がないのに、不特定多数を対象としたツアーを行っている場合は旅行業法に抵触する可能性があります。

過去にいくつかの監理団体が摘発されていますので、自社の面接方法が抵触しないかは確認した上で実施して下さい。

要注意

〇事前に送り出し機関と監理団体間で面接時の費用負担を取り決めしておきましょう。

一般的には、チケット代、ホテル代、食事代、土産物代、車代、その他の遊興費はすべて企業持ち(組合担当者分は組合持ち)。

入国帰国当日の現地空港からホテル、ホテル~送り出し機関の送迎、面接会当日の昼食・夕食(1次会のみ)は送り出し機関持ちが多いように感じます。

合格者を集めた企業と実習生の親睦会や合格者家族会の会場費・飲食費は企業または組合負担が多いです。

その他、特別な面接試験、技能測定試験についても企業負担ですね。

無論、面接以外の視察・ゴルフ・観光等は車代・ガイド代等含め、全て企業持ち(組合担当者分は組合持ち)です。

2次会・3次会に行く企業の費用は自腹とし、金銭・荷物の紛失・カードのスキミング等、何かあっても自己責任であることは事前に注意(半分脅し)をしておくことも忘れずに・・・。

チケットとホテルの予約

  • 実施実施者とよく話し合って、航空チケットとホテルの予約をしてください。
  • ホテルは送り出し機関とも連絡を取って、移動に便利な場所のホテルを予約するのが良いでしょう。 朝晩の渋滞も予測されますのでスケジュールにも反映させておいてください。
  • 支払いは、監理団体が一括支払いして後に請求しても良いですし、個別支払いをお願いしても構いません。
  • 送り出し団体にチケット代、宿泊費の支払いをさせる事は避けてください。
    機構の調査時に面接時の領収書等を確認された監理団体があります。

面接全体のスケジュールが出来上がったら、すぐに実習実施者と、送り出し双方に送付しておきましょう。同行者に安心していただくのも大きな目的です。ある程度詳細にスケジューリングしておきましょう。

海外で直接つながる緊急連絡用の携帯番号は必ず記載しておいてください。Wi-fiは無いと考えてください。

スケジュールの例 


SAVE大百科