入国後講習期間中に失踪する人もいます。この期間に失踪した際、入国後講習施設を叱責する監理団体もいますが、入国後講習施設は刑務所のような収容所ではありませんので、失踪しようと思えば隙はあります。研修センターを責めるのはお門違いです。

また母国における6ヶ月前後の入国前講習を受け、多額な出費を行い、来日後1円も収入を得る間もなく失踪するのですから、失踪ありきの入国、相当な覚悟を持っての失踪です。

簡単に捕まるような計画は立てず、捜索願を出しても捕まらないよう遠くへ逃げていきますので、身柄を確保することは難しくなります。

遺留品を見れば計画的か、衝動的か判別できる場合もあります。しかし失踪した事実は変わりません。このような人材を採用し、入国させてしまったことを監理団体・実習実施者(受入企業)は反省し、再発防止に努めましょう。

既に支払った入国費用・講習手当などは日本側の泣き寝入り、勉強費用となります。


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