面接合格者の家庭訪問を行う事は、実際にその人材を受け入れる企業側にとって、技能実習生を数年間にわたり預かる責任感を醸成することができます。

但し、注意すべきは合格者全員の家庭訪問ができない場合は不公平感を生まないようにすることです。
また、遠方になる可能性もありますので覚悟はしておきましょう。
合格者全員の家族(親類)を招いて面談する方法もありますので、各監理団体で標準化しながら行っていきましょう。

 

百聞は一見に如かず…コチラも同じことが言えます。

なにより、実体験してみてください。
不安そうな期待してそうな親御さんや兄弟姉妹の顔が見えて、受け入れる責任感が自然と身に染みて腹落ちします。
同時に、面接や宿泊先ホテル近隣ではない、都会ではない田舎(地方)の現実、実態を肌身で感じることができます。
決してTVでは見られない映されない世界です。
どのような「家」に住み、暮らしてきたのか、どのような食事で家庭環境で育ってきたのか、親はどのようなタイプなのか、どのように生計を立てて子供(合格者)を育ててきたのか…、感じ取れる生々しい部分は、実際に足を運ぶ価値が十二分にあるものです。

確かに、交通の便が悪かったり、片道だけで数時間かかったりしますが、そんな道のりを経て自社の面接に駆けつけてくれていることも、実感できる良い機会です。日本国内にいるだけですと、今ではとても感じられない不便さとなります。

今の日本人や、経営者などにしてみれば、一度でいい…というのが本音の方も少なくありません。
ですが、そのたった一度だけでも構いませんので、ぜひ現地での家庭訪問をしてみてください。必ずその後の大きな財産になります。

※インドネシアやフィリピンなど、飛行機や船で島を渡らねばならないなど、非現実的な場合もあります。ミャンマーの内戦状態の不安定な地域などもあります。遠方の場合も含め、面接に来てくれる候補者たちの交通費ぐらい包むべきでは?といった意見もあります。


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