技能実習制度において業委託先の入国後講習施設は正式な立ち位置ではありませんが、送り出し機関→入国後講習施設→実習実施者と中間の立ち位置におり、技能実習制度を取り巻く全ての環境が見渡せる位置に存在します。

技能実習制度において横の繋がりの無い監理団体、86職種135作業、自ら関係する職種・作業しか知らない監理団体とは違い、入国後講習施設ではあらゆる職種も見聞きしますし、様々な送り出し国・送り出し機関を対応しますので、実際に現地視察を行う監理団体よりも、送り出される技能実習生の定点観測において、送り出し機関もより正しい評価を行うことも可能です。

優良な監理団体は、入国後講習施設を丸投げする「下請け」とせず、友好的な「パートナー」構築を目指します。監理団体関係者様が数年かけて接する人数の数倍も1ヶ月で接するような施設ですので、金銭面だけで判断をしない関係作りが、技能実習生の監理には重要になります。

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