基礎級、初級試験は学科と実技があります。再試験まで不合格だと2号に移行できず帰国しなければなりません。(再試験不合格の場合、大半は失踪します=受入先にも監理団体にも汚点(マイナス点)が残ります)

実際に再試験不合格の例も少ないながら発生しています。コロナ禍では再々試験が認められることもありましたが、現在は再試験不合格=2号移行は不可能ですので試験対策はできる限り行っておきましょう。

注:間に合わない!?
再試験はもちろん試験自体、在留期限まで、もしくは手続き上、そのかなり手前までに受験する必要があります。また合格の通知が届くまでは次の手続き(2号の計画認定やその後の入管への申請)に移れません。スケジュールに十分考慮、配慮が求められますので、ご注意ください。

実技試験に関しての注意点

機械金属関係、その他職種の中で先に述べた受入先開催型の場合に試験に使用する機械を持っていないことがあります。職種作業には合致していても、試験の方法に合致していない場合に起こります。

例)その他職種のプラスチックブロー成型で、随時3級の実技試験で金型の取り付け
(取り外し作業が必要であったが、試験は完成物が小型のもので機械も小型のため。実際の工場にある機械は金型だけで数トンあるものなので、試験自体の実施が不可能試験ができる場所を探したが見つからず、試験自体ができなかった例もあります)

アドバイス
この時点になると時すでに遅し…ですが、そもそも受入申し込みを頂く時点で、ここまでの確認ができている場合は、ここでのストレスはありません。最初が肝心です。

学科試験について

試験の問題は、職業能力開発協会HP(https://www.kentei.javada.or.jp/)や各管轄の協会HPに公開されている場合が多々ありますので、それらを使用して事前に対策しておきましょう。監理団体が主導しても構いませんが、実習実施者側の協力は不可欠です。

試験の重要性を理解してもらうようにしましょう。

実技試験要領も同HPにありますので、新しい職種での試験の際には事前に必確認して試験当日には試験に必要なもの(機械工具備品)が揃うようにしておきましょう。

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