特に初めて日本へ降り立つ外国人の方の場合は、初めて直接日本で接する日本人は、アナタが初めてとなります。
入口で不安がらせたり、心配させたりすると、その後、ずっと後を引きますので、笑顔で歓待の意を表して接するように意識して出迎えに行きましょう。

出迎え前には、様々な確認と準備が必須となります。以下にいくつか列記してみます。

・ 入国する特定技能外国人の顔写真と名前を分かるように
基本的なことですが、出迎える際、どこの誰を待っているのか、出迎える方がわからなければ合流しようがありません。入国前にSNSなどで出迎える方と直接繋いだりして、現地の出国時に、到着時の服装なども写真で確認しておくとスムーズです。
また、名前を印字したウェルカムボード(ネームプレート)などを準備しておくのも常套手段です。

・フライトスケジュール
慣れた方にはお分かりの通り、天候や機材トラブルなど、定刻通りに到着しない場合があります。また、到着しても2時間以上も後に出てくる場合もあります。長時間待機の可能性も考慮して、段取りを組むようにしましょう。

・荷物(移動手段)
スーツケースにパンパンの荷物を複数持ってくる場合がありますので、空港からは車移動が望ましいケースがほとんどです。一部電車移動であっても、大きく重い荷物が一人ひとり複数あることを考慮したうえで、移動手段などを段取りするようにしましょう。
(例、新幹線などの電車移動の場合、あまりに大きく重たい荷物は別料金×人数分や個数分を取られる場合もあります)

・車移動時の車酔い
酔い止めや、万が一のビニール袋などは用意しておきましょう。乗り物が全くダメな外国人の方もいます。可能な限り配慮してあげましょう。

・トイレ、食事休憩
配属先や住居までの移動距離が長時間にわたる場合、途中でトイレ休憩や食事休憩をはさむことになりますが、大半の外国人の方々は、こちらから気遣って、時折、声をかけてあげねば、うまくアピールすることもできません。こういった時間も考慮して移動スケジュールにゆとりを持たせておくと安心です。

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