★帰国せずに、特定技能などで残留する場合や、転籍、転職する場合
 引っ越しや次の就労先で働き始めるまでの期間の生活費等が必要となる場合があります。
 (郵便局口座など必要に応じて、銀行口座などの閉鎖も不要な場合もあります)

どれだけ母国からの送金要請があったとしても、自身が残留継続を選択した場合は、技能実習満了前にはある程度の生活資金を蓄えさせておくような指導も必要となります。

技能実習生には期間限定の出稼ぎ目的での来日が多く、常に海外送金をしてきていますが、帰国が見えてきた場合、海外送金は途中で控えさせていくことも、一つのアドバイスとなります。

彼ら彼女たちは、懸命に働いて家族のために、奥さんや子供のためにとなけなしのお金を母国へ送金していますが、いよいよ帰国の予定が見えてきたときには、ある程度のまとまったお金(数十万程度)を持参しての帰国を推奨する場合もあります。

この背景には、過去に残念なケースがありまして、せっかく送っていた海外送金をもらうだけもらって、送金が途切れたら、その技能実習生との関係性を絶って雲隠れしてしまう残念なケースがあったからです。

そんな残念なケースばかりでは決してありませんが、万が一の際、手元に残ったお金でできることも増えます。
ろくに現金も持たずに帰るのもまた少し寂しいこともあります。

帰国時には誇らしげに家族の下へと帰る際に、最後にまとまったある程度の多額の現金を自ら持参した方が、家族もまた、喜びがひとしおになりますので、a5-3-2の最後の給与などと一緒に、多少なりともまとまったお金を持ち合わせて帰国の途に就くよう指導することもお勧めです。

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