基本的には賃貸物件の場合、退去時にかかる費用に関してもきちんと説明しておく必要があります。経年劣化や通常の使用にて起こった瑕疵(かし)以外の費用については支払いの義務があることを入居時に(都度)説明をして、できるだけきれいに使用するよう指導しておくことが退去時のトラブルを避けることに繋がります。

基本的にはそのほとんどが受入企業による借り上げ物件に住むことになろうかと思われますが、ここにおいて、特定技能外国人の過失であったとしても、その復帰費用全額を本人が実際に負担できるかどうかの問題もありますし、あまりにも一方的な請求の場合は、後知らずと転職していくか失踪する場合も考えられますので、状況に応じて適宜協議していく必要があります。

※特に入居時に住まう特定技能外国人と共に、住まいの写真撮影をしましょう。そして、その画像を大きくプリントアウトして、部屋の目立つ場所へ掲示しておきましょう。「退職してこの住まいを去る時に、この画像と同じ状態で戻さないと、修繕費が必要となり、たくさんのお金がかかります」と説明し、きれいな状態を維持してもらうよう、最初に指導しておくと効果的です。

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