外国人雇用の業界では、365日24時間、様々なトラブルが発生します。日本人雇用でも発生するトラブルも多いですが、外国人の若者特有のトラブルもあります。業界での活動を進めていくと必ず出会う様々なトラブルに関して、考えていきたいと思います。
「トラブル」という言葉をどのレベルで感じるか。日頃からの監理レベルによっても違ってきます。制度関係者の中には「事後対応」に強く、少々の問題では動じない方もいれば、「未然防止型」に努め、実習実施者や技能実習生からの簡単な相談でも心配になる方もいます。
「トラブル」の結論としては、事実が発覚することを恐れるのではなく、事態が大きく発展する前に、技能実習機構に対し即座に報告し、対方法の助言を頂き、その段階から対応した経緯を「時系列」に残すことが重要になります。
一次的なレベルで適切な対応をしていれば、早期解決、大きな問題に発展しなかったようなトラブルも、隠蔽したばかりに監理団体、実習実施者が制度活用存続の危機に立たされることもあります。
「失踪」事例を挙げて言えば、技能実習生が失踪後、淡々と警察への捜索願い、技能実習機構への報告など、一連の対応を冷静に行うことに慣れるのではなく、「失踪」が発生しないような、送り出し国・送り出し機関の選定、実習実施者の待遇設定、監理団体の相談体制の構築などを整備し、「失踪」そのものが発生しないような体制を確立することが重要なのです。
制度上リスクの高いトラブル
制度上において最も高いトラブルの要因は、入り口時点での「マッチング」にあります。技能実習では・・・ 監理団体と実習実施者(受入企業)の出会い。 監理団体と送り出し機...
続きを読む言い訳としてよくあるパターン
外国人雇用の業界では、よく耳にするパターンですね。外国人材の場合、明らかに理解していることも、言葉や文化の障壁があることを逆手に利用して、「聞いていない」「知らなかった...
続きを読むいろいろなトラブル
365日24時間発生する様々なトラブル・・・
続きを読む最近のモンスター問題
・ルールが守れない・我慢ができない・協調性が無い日本語ができない、仕事ができない以前に、将来の失踪・犯罪予備軍の入国。入国前講習が不十分であった人材、某国人材に多く見ら...
続きを読む実習実施者、受け入れ機関とのトラブル
トラブルが発生する原因は、「お金の流れ」に起因します。(技能実習)実習実施者(受入企業) → 監理団体(特定技能)特定技能所属機関(受入企業) → 登録支援機関...
続きを読む送り出し機関とのトラブル
内政干渉はできないからと言って見過ごす部分と見過ごせない部分が出てきます。仮にキックバック受領、高級接待を受けているとした場合、トラブルの原因が日本側関係者にも飛び火す...
続きを読むその他の在留資格のトラブル
外国人雇用業界では、他の在留資格の外国人も多く、その在留資格により更に様々なトラブルに巻き込まれることも有ります。簡単にそのトラブルについてご紹介しておこうと思います。...
続きを読むSAVE大百科
- はじめに
- 関係者の 人材育成のために
- a 技能実習
- a1引き合い~配属
- a2 技能実習開始~訪問~技能検定
- a3 技能実習2号移行
- a4 技能実習3号移行
- a5 帰国
- a6 特定技能への移行
- a7 失踪
- a8 途中帰国
- a9 外国人技能機構の実地検査への対応
- a10 優良認定
- a11 技能実習生の日本語教育
- a12 一年職種ケースについて(非移行対象職種)
- 心構え
- 技能実習
- 特定技能
- b 特定技能
- b1 基本的なビジネスの枠組みの理解
- b2 受注前の説明と確認
- b3 基本支援10項目について
- b4 入管等への届出
- b5 その他 (特定技能)
- 外国人雇用の枠組み
- c トラブル
- c1 制度上リスクの高いトラブル
- c2 言い訳としてよくあるパターン
- c3 色々なトラブル
- c3-1 研修センターで
- c3-2 帰国したい! 会社を変わりたい!
- c3-3 賃金、処遇
- c3-4 金銭トラブル
- c3-5 寮社宅、通勤、生活
- c3-6 恋愛、妊娠、売春、不倫、パパ活
- c3-7 企業での実習・就労中に
- c3-7-1 指示命令を理解しない、理解しても従わない
- c3-7-2 仕事の習得が遅い
- c3-7-3 ミスが多い
- c3-7-4 態度が悪い、休憩が長い
- c3-7-5 遅刻が多い、欠勤が多い(無断、事前両方)
- c3-7-6 日本人が怒るので怖がる、日本人に聞いても無視される
- c3-7-7 外国人同士で集まってしまう、すぐに外国語で話を始める
- c3-7-8 ストライキを始めた
- c3-7-9 実習指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-10 生活指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-11 支援責任者、支援担当者の支援が不十分もしくは何もしない
- c3-7-12 日本人が外国人をイジメていた
- c3-7-13 日本人がパワハラしていた
- c3-7-14 日本人がセクハラをしていた
- c3-7-15 実習生が日本人社員に言い寄って、社員が困っている
- c3-8 健康
- c3-9 死亡
- c3-10 犯罪
- c3-11 企業の法令違反、違法行為を見つけた場合
- c4 最近のモンスター問題
- c5 実習実施者、受入機関とのトラブル
- c6 送出機関とのトラブル
- c7 その他の在留資格のトラブル
- トラブル
- 外国人雇用をお考えの皆様へ簡単なご説明
- d 人材育成
- 人材育成
- e 事業設立(事業を始めたい)
- 事業を始めたい
- f 送出国と送出機関
- 送出し国と送出し機関
- g リンク&マニュアル・チェックシート各種
- 役立つリンク
- h その他のおまけ
- h1 ビジネスと人権
- h2 国際結婚
- h3 子どもができた時
- h4 安い航空チケット
- h5 海外旅行時知っトク情報
- h6 笑い話のようなアルアル話
- h7 ブローカー(海外・国内)
- h8 悪徳団体やブローカーってどんな事やっているの?
- h9 JITCO(公益財団法人 国際人材協力機構)
- h10 管理ソフト
- h11 国によって違う手続きルール
- h12 現地国の関係法令/ポイント/支払う費用の相場/本人負担の手数料等/送出機関選定)
- h13 年金脱退一時金
- h14 債務超過(監理団体/実習実施者)
- h15 サービス会社(書類作成・保険共済・住宅関係・海外送金・日本語教育・給与前払い…)
- h16 講習施設の選び方
- h17 地方の面白い対応、都市部の面白い対応
- その他の情報
- 終わりに