技能実習機構・出入国在留管理庁・大使館…困った時に駆け込む先は紹介されているのに、外国人材の多くはユニオン系団体へと走ります。
公的機関では、親身に相談できても、最終的には自主解決。
その点、ユニオン系は自身が損害を受けたと考える金銭が、一部分でも返却される可能性を示唆されますし、保護されている期間の生活費を負担してくれる。
SNSで情報収集する外国人材は日本側関係者が困る方法も熟知しておりますので、簡単に駆け込みます。
ユニオン系に駆け込まれた場合、社会問題へと暴露されて行きますので、関係者の信用・評判を落とします。
外国人材と良好な関係が構築されていればお世話になるような場所ではありませんので、駆け込まれる前に内輪解決で納めて下さい。
駆け込み寺、ユニオンも騒ぎ立てても意味のない技能実習生や特定技能の支援はしません。
駆け込み寺もユニオンも単なるワガママなのか、法に触れた悪質な対応に対する救済依頼なのかは見極めています。
監理団体ができることは、実習実施者をきちんと監理し、法令順守を徹底することで、駆け込み寺やユニオンに付け込まれる隙を作らせないこと、又、そもそも駆け込もうという考えに至らないような待遇を実習実施者に準備させることが予防に繋がっていきます。
実習実施者ができる最大の予防策は、十分な待遇を準備し、技能実習生や特定技能に対して、十分な世話をやくことです。
駆け込み寺も、外国人の保護を目的として存在するものですが、実際には功罪あると感じます。
日本で不当な待遇を受けた外国人で、頼るものがない人々が訪れる施設であり団体ですので、本来は良いことしかないはずですが実際は違います。
駆け込み寺に駆け込む実習生の中には自分勝手な主張ばかりを押し通し、周りとの協調性も持たない人間も存在します。
被害者意識だけで事故の反省点を省みないモンスター達が一定数存在し、そのシェルターになってしまっていることも問題ではないかと感じます。
ユニオンに関しては駆け込み寺と事情が異なります。
労働組合への加入は労働者の権利であり労働者の代わりに雇用側との交渉を行う組織です。不当な賃金や残業代の未払い、ハラスメントによる慰謝料の要求などを実習生に変わり企業側と交渉します。
企業側から取れる金額が少額であれば電話書面での対応を行い、金額が大きければ実際に企業に乗り込んできます。
少なからず企業側に非がある場合が多いので、賠償には応じざるを得ない状況にはなりますが、実習期間がまだ残っている場合はその実習生の扱いには細心の注意が必要です(大体は1人ではなくその企業の実習生全員が対象になりますが)
これを防ぐためには労働環境を厳密に確認し監理指導することと実習生とコミュニケーションを取ることですが、いろんな所からの入れ知恵がありますのでなかなか上手くは行かないこともあります。
SAVE大百科
- はじめに
- 関係者の 人材育成のために
- a 技能実習
- a1引き合い~配属
- a2 技能実習開始~訪問~技能検定
- a3 技能実習2号移行
- a4 技能実習3号移行
- a5 帰国
- a6 特定技能への移行
- a7 失踪
- a8 途中帰国
- a9 外国人技能機構の実地検査への対応
- a10 優良認定
- a11 技能実習生の日本語教育
- a12 一年職種ケースについて(非移行対象職種)
- 心構え
- 技能実習
- 特定技能
- b 特定技能
- b1 基本的なビジネスの枠組みの理解
- b2 受注前の説明と確認
- b3 基本支援10項目について
- b4 入管等への届出
- b5 その他 (特定技能)
- 外国人雇用の枠組み
- c トラブル
- c1 制度上リスクの高いトラブル
- c2 言い訳としてよくあるパターン
- c3 色々なトラブル
- c3-1 研修センターで
- c3-2 帰国したい! 会社を変わりたい!
- c3-3 賃金、処遇
- c3-4 金銭トラブル
- c3-5 寮社宅、通勤、生活
- c3-6 恋愛、妊娠、売春、不倫、パパ活
- c3-7 企業での実習・就労中に
- c3-7-1 指示命令を理解しない、理解しても従わない
- c3-7-2 仕事の習得が遅い
- c3-7-3 ミスが多い
- c3-7-4 態度が悪い、休憩が長い
- c3-7-5 遅刻が多い、欠勤が多い(無断、事前両方)
- c3-7-6 日本人が怒るので怖がる、日本人に聞いても無視される
- c3-7-7 外国人同士で集まってしまう、すぐに外国語で話を始める
- c3-7-8 ストライキを始めた
- c3-7-9 実習指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-10 生活指導員がきちんと指導ができない、指導をやらない
- c3-7-11 支援責任者、支援担当者の支援が不十分もしくは何もしない
- c3-7-12 日本人が外国人をイジメていた
- c3-7-13 日本人がパワハラしていた
- c3-7-14 日本人がセクハラをしていた
- c3-7-15 実習生が日本人社員に言い寄って、社員が困っている
- c3-8 健康
- c3-9 死亡
- c3-10 犯罪
- c3-11 企業の法令違反、違法行為を見つけた場合
- c4 最近のモンスター問題
- c5 実習実施者、受入機関とのトラブル
- c6 送出機関とのトラブル
- c7 その他の在留資格のトラブル
- トラブル
- 外国人雇用をお考えの皆様へ簡単なご説明
- d 人材育成
- 人材育成
- e 事業設立(事業を始めたい)
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- h9 JITCO(公益財団法人 国際人材協力機構)
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- h11 国によって違う手続きルール
- h12 現地国の関係法令/ポイント/支払う費用の相場/本人負担の手数料等/送出機関選定)
- h13 年金脱退一時金
- h14 債務超過(監理団体/実習実施者)
- h15 サービス会社(書類作成・保険共済・住宅関係・海外送金・日本語教育・給与前払い…)
- h16 講習施設の選び方
- h17 地方の面白い対応、都市部の面白い対応
- その他の情報
- 終わりに